人の動きは説明できるから
最近、フラ雑誌に、レッスンに役立つエクササイズなどが紹介されるようになって、嬉しいです。
でも、これって私が随分前から言っていることだわ〜と思うことも多々あります。
別にいいんですけどね。今となっては証拠もないから。
カラダって動きがかなり理路整然としているので、同じことを言うのが当然で、それが違うことを言っているとしたら、どっちかが間違っているだけのことですから。
こうだからこうです、と言うことを姿勢チェックでお話ししていると「そうなんです!どうしてわかるんですか?」と、この世でただ一人の理解者にあったみたいな反応が帰ってくることがあります。
ある意味、占い師みたいな気分ですが、カラダはとても正直で、普段の動きがちゃんと現れてます。
骨の並びが安定する位置っていうのがあって、それを良い姿勢というのですが、その位置はとても楽な位置なので、疲れません。そこからずれている部分があると、そのずれをなんとかカバーしようとして、バランスをとることに一生懸命になります。
なんで健気なんでしょう。その結果、本来使わなくていい筋肉を働かせてしまう。
それが、積もり積もれば痛みとなって出てきます。腰痛や膝痛は、いつのまにか始まって、動けなくなるところまで進んでから病院にかかる代表の病気です。
そこまで悪くなってから病院に行ったら、フラをやめろと言われますし、私もやめろというと思います。
その手前の、なるべく早い段階で姿勢が改善出来たら、いつまで踊れる可能性がぐんと広がります。
もっとも、健康は人任せな日本人、期待はしてないです。悪くなってから泣く人のなんと多いことか。そんな人がやってくるところが、リハビリ室。
たくさん、そんな方に会いました。
皆さん、急に悪くなったわけじゃないんです。ちゃんとカラダは教えてくれてます。それを無視したのはあなただよ、ってことなんです。
イベントを見に行くと、最近は、カラダが痛いだろうに、頑張って笑顔で踊っているのがかわいそうで見てられなくて、帰ってきてしまいます。
すっかり、フラを見に行かなくなりました。
舞台などは、フラを見ないで、演出を見てたりして…
あんまり、無理して欲しくないです。
理論上、無理していることはわかるので、動きなんて見えるようにならなければ良かったなあと思います。
ほんの少し、気をつければ変わるのになぁと思ったりして。
そのくらい、理論で説明出来ます。
ただ、理想の動きは出せても、それとどのくらいずれているかは、個人差がかなりあるのでなんとも言えないです。
そのような、ロジカルな考え方のトレーニングをご希望でしたら、是非おいでください。