フラのためのカラダ作り誕生秘話
ハワイの人のように踊りたい。日本人ダンサーで、ちょっと真剣にフラに取り組んでいる人なら、誰でも一度は考えたことがあることと思います。
もちろん、私も思いました。
40歳を超えたある日、ぼんやりメリーモナークの動画を見ていて、ふと、「この人たちって、まだハタチそこそこなんだけど、私よりフラを踊っている時間が長いんだよなぁ」と思ったんです。ピチピチ20代の中に、40代のおばちゃんが混ざって踊れるのか?彼女たちの方がフラに関しては先輩で、経験も少ない、しかも年齢が高い私が、同じように踊れるのだろうか?そんなにがむしゃらに頑張れるんだろうか?と、途方もないことを考え始めたのです。
考えれば考えるほど「無理だ〜」と思ったんです。若さも情熱も、追いつかない。
「ならばクプナさんは」そう思ったら、そっちはもっと絶望的でした。同年代の人たちは、40代だったら30年以上のフラの経験がある。経験年数が違い過ぎます。その雰囲気はもっと出せない。
そのぐらいの経験があるぐらいになった時には、私はヨイヨイのおばあちゃん。踊れるのか?そもそも生きているのか?それすら定かじゃないぐらい気の遠くなる話です。
ああ、一生涯かけても、あのように踊れる日は来ないのだろうか?
ちょっと諦めかけた時に、隙間を埋める方法はないのか?と考え始めました。
経験年数違い、年齢の違い、そういうのを超えられる方法はないか?
結構本気でした。
つづく
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